カラダを動かす、ということ。【まなブログ for Life Goes On】

トライアスロンを趣味とするようになって、週のうちに2度泳ぎ、2〜3度走るようになった。カラダを動かすことはもはや、習慣のようになった。

けれど、バイクに乗る、というのは意外にハードルが高く、意識すると週に1度弱は乗れるのだが、フト気がつくと数週間乗っていない、ということも多い。

実際、先週2度乗っただけど、そもそもが1ヶ月ぶりであり、そうしたスパンにおいてはカラダも重ければ脚も回らずで、全くもっての体たらくを知るのだ。

でも、一応進化したなと思えるのは、カラダも重ければ脚も回らず、と分かることでこれはカラダを動かすことが習慣化してきて「動かさないと気持ち悪い」と思うようになってきたからだろう…と勝手に解釈した。

40歳を過ぎてから運動を始めただけに、進化というよりは維持、いや下がる一方の機能に対する抵抗…にすらなっていないかもしれない。ある意味重力や時間に逆らうのに等しい気がする。

けれど、動かさなければそれはさらにおぞましいことになるのもまた分かる。

そうして明日もカラダを動かす。

実はさらにその翌日に疲れが残るのだろうと思いつつも、動かずにはいられない自分には、なってきたような気がする。

果たしてそれが健康に良いのかどうかなんて、どうでもいい。

ただただ、その瞬間は気持ちよいような気がするし、自分もまだ何とか踏み止まって活動的ているように思える。それが精神的には良い方に効果している…と思いたい。

いや、少なくとも自分的には、カラダを動かすことで大分、心の平静が保てているように思えるのだ。

しごと。【まなブログ for Life Goes On】

僕は自動車について、あれこれと話したり記したりする仕事をしてきた。

そして最近では、そうした発信を自ら行うことに挑戦している。40歳くらいまでは与えていただいた仕事をしてきたけれど、最近では自分で仕事を作るようになった。

もちろん、与えていただいた仕事をしている方が、売り上げは良い。特に短期的に見た場合には。そうした視点からすると、いまやっている自分で仕事を作るようなことは、お金にならない。短期的には。

でも、もう少し長い目で見たときには、お金にならない仕事が結果的に将来の売り上げにつながる、多少は。

誰もやっていない何かを作って、それを育てていく。その過程で、様々な派生が生まれたり、別のことが発生したり…そういうことを、この10年やってきたと思う。

そして結果的に、あの時はお金にならなかったことが、今では思ってもみない売上になっていることもある。

もちろんキチンとした会社組織では短期的にも売り上げていく必要があるし、中期、長期的にはさらなる展望が望まれるだろう。だから、お金にならない仕事を積極的に行なっていくことは難しいかもしれない。

けれど、僕は1人で気ままにやっているので、それができる。できるのだと思うようにしている。

一応僕も会社の経営者ということになっているので、もっと売り上げを上げなきゃいかんとも考える。そして利益もあげていかないと生きていけない。

だから売上につながる、与えていただく仕事もしなければ未来につながらないのだが、仕事って自分で作っていくことで、積極的に取り組めるし、より良い未来につながると思っている。

だからまた、週に一度の生放送を始めた。前に一度同じことを4年もやってきたから、今度は前とはちょっと違うことをしたいと思うし、違うことを作ろうとも思う。

ほとんど売上にはならない。撮影のスタジオや機材やスタッフもいるのでむしろ赤字でもある。

それにこの生放送がこの先、何を生むかはわからない。

でも、僕がいま手がけていることで、もっとも充実している「しごと」はこれだったりする。

不安。【まなブログ for Life Goes On】

46歳。仕事も充実しているし、趣味も充実している。家族がいて、団欒があって、ささやかながら幸せを感じてもいる。

けれど、そんな風に感じるほどに、不安を覚えるものだ。

おそらく、40も半ばを過ぎると、心のどこかに、”残された時間”のような概念が芽生えて、それが喫緊とはいわないまでも、遠くで足音が聞こえるような気がする。

果たしてこの先、どのくらいの成果をあげることがができるのだろう。どれだけ挑戦できるだろう。あるいはどこかで気持ちが萎えてしまうのだろうか? それとも突然全てが終了するのか? などなどなど…。

気がつくと責任もあったりして、自分のことだけの問題でもなくなっていて、これは真剣に考えなければいけないのかもしれない、と。

しかし当然のようにそうした時間はほとんどなくて、日々は休むことなく押し寄せてくる。そうしているうちに、あるものについては忘れて、そのまま忘れ去ってしまうこともある。心残りがあるならまだ良い方で、時間がやってきて、秒に流されていき、ずっと思い続けるだけの存在にだってなってしまうことも多いのだ。

とりとめなく記したけれど、そうした感じを最近、覚えるようになった。もちろん、それを払拭するような気持ちも湧き上がるのだけど、やはりどこかに不安は漂う。

もちろん、そんな不安が消えてしまうようでは、それはそれで問題なのだと思うのだけど。

マツダ・ロードスターの、新たな価値。【On the Wheels】

マツダ・ロードスターに、新たにRFというモデルが追加された。

RFとは、リトラクタブル・ファストバック。言葉の通り、美しいファストバックスタイルを持ちながらも、ドライバーの頭上のルーフが取り払われ、リアウインドーとともに格納される。

ご存知のようにロードスターは、幌製のソフトトップを備えたモデルが主役である。先代にもハードルーフを格納する、RHT(リトラクタブル・ハード・トップ)は存在したが、これはソフトトップと同様にルーフの全てを収納する形をとっていた。

しかし、RFは思い切ってリアのピラーを残したオープン形状をあえて選択した。

結果、美しい後ろ姿が印象的な新たなモデルが誕生したわけだ。

そしてそこには、ロードスターの新たな価値や可能性も同時に生まれたのだ。

いかに軽くなれるか?【まなブログ for Life Goes On】

歳を重ねると、あらゆるものが重くなっていく。

体重を筆頭に、自分が守るべきものや、仕事における責任や、その他諸々が。

しかし何より重くなっていくのは、腰。

重い腰をあげる、とは良くいったもので、これは加齢とともに際限なく重くなっていく。

つい先日、トライアスロン仲間と味スタ6耐リレーマラソンを走った。でもこれは仲間が病気になって代役で走ったのだ。そもそも予定に入れてなかった。というか、みんながそのイベントへの参加で盛り上がっているのをFacebookで知っていたのに、なぜだか自分は反応しなかった。

同様にその日の夜、友人のライブがあったのだが、それもみんながそのイベントへの参加で盛り上がっているのをFacebookで知っていたのに、なぜだか自分は反応しなかった。なのに、反応もできなかったし、参加もできなかった。

そして今週末は、サイクルモードという自転車のイベントがあったのだが、これも行こうと思っていたのに何のアクションもせず、実際にはでかけることなく休みを終えてしまった。

もちろん、それらに参加しなかったとしても、僕は今を生きているだろうし、明日へ挑戦しているだろう。

けれど、ふと心にとまるのは、そうした事を無意識に眺めてやり過ごしてしまった自分の、存在の耐えられない重さ、だ。

その時おそらく、気分がのらなかったのだろう。あるいは楽しい時間を想像できなかったのだろう。もしくは何もかもが面倒だったのだろうか?

いずれにせよ、僕の腰は重くて上がらなかった。

しかし、先に記したうちの1つの味スタ6耐リレーランは、とても楽しいものだったし、参加して良かったと思えたものだった。

そして友人のライブも、サイクルモードも、行ったら絶対に楽しかったことも間違いない。それは分かりきったことだ。

腰を重くする要素としての気持ちは、どこからからやってきて、スッと心の中に入って、そうすることが楽に思わせる。もちろん、そうして日々を過ごしても、悪いことは何もないのだろう。

けれど、それに抗って動くような気持ちは、実はとても大切なものだったりする。

それに気付く人もいれば、全く気付かない人もいて、その差は誰の目にもほとんど分からないものだったりする。

そしてもちろん、軽くない選択をしても良いことも多い。

けれど僕は、いつも軽くありたいと願う。

腰を上げて動くほどに、

フットワークが軽いほどに、

様々なものがインプットされていくこともまた真理だと思うのだ。

そしてインプットが多いと、必然的にアウトプットは面白いものになって、

そうしてまた思ってもみないことが生まれる、気がする。

そう思うと余計に、

軽くありたいと思うのだ。

再挑戦【まなブログ for Life Goes On】

2010年3月から、当時話題になっていたUstreamを使って「LOVECARS!TV!」という生放送を配信していた。

日本カー・オブ・ザ・イヤーを公式に中継したり、ニュル24時間レース会場から配信をしたり、ホンダ青山本社ショールームを借り切ってNSXコンセプトとともに配信をしたり、ポルシェのテストコースから試乗会をライブしたり、様々なゲストに登場してもらったり、フランスのミシュラン本社からライブを行ったり…と実にチャレンジングなことをしていた。

しかも、少数精鋭かつギャラが発生するわけでもないのに、4年以上の長きに渡って毎週金曜日の夜に配信していた。

いま、それらのアーカイブはまだUstreamで見ることができるが、改めて見ると青臭く、微笑ましく、安っぽく、けれどこれ以上ないほど頼もしく、何の見返りも期待せずにとにかくひたむきに頑張っている姿が自分自身で羨ましく思える。

UstreamのLOVECARS!TV!を始めたことは、それまでの僕を大きく変えてくれたし、その後の様々に大きな影響を与えた。そして今の僕がここにいて、こうして記しているのは、あの時の僕がむこうみずに走っていたからだと確信する。

最後の配信を行なってから、どのくらいの期間が過ぎただろうか。もちろんその間も、とても充実した時間を過ごしたし、定期的な配信から解放されたことで実に様々なことに挑戦することもできた。また同時にYoutubeで配信している試乗動画のチャンネルで「LOVECARS!TV!」の名前を継承して、今日まで続けてきた。

そうして僕はまた少し、あの頃とは違った僕になったような気がする。

この数年は、大人としての趣味を存分に楽しんできた。自転車、スイム、ラン、トライアスロン、サーフィン、モーターサイクル…そうして僕の自動車観もまた少し変わったのだと思う。

ただ、僕は相変わらず仕事としてクルマについて語ったり、記したり、配信したりしていることには変わりない。そして時間とともに、当時は制限のあった発信もさらに自由に行えるようになった。

そんな空気感をして、僕は機が熟した、と思えたのだった。

だからもう一度、配信を行なってみようかなと考えた。Ustreamは日本から撤退したけれど、これも僕がずっと手がけてきたYoutubeで、いまはライブも配信できるし、それがアーカイブにもなる。

ならばそれを使って、やってみようと思ったのだ。

というわけで、LOVECARS!TV!をもう一度、やることにした。

もはや時代も変わったし、様々な環境は変わった。だから、そうした中でどんなことができるかを試してみるつもりだ。

改めてのLOVECARS!TV!は名前をつけようか? それともそのままいこうか? On the Wheels by LOVECARS!TV! かな? いろいろと考えている。

11月のどこかの金曜日から、始めようと思う。