東京マラソンを3時間半で完走する、という目標に向けたトレーニングは東京オートサロンでの連泊でペースが鈍り、最も強度を高めた練習が必要だったその次の週はインフルエンザでスケジュールが完全に狂い、そして今週を迎えてしまった。
言い訳はしたくない。また自分の気持ちの甘さや、管理の甘さがこうした結果を招いていると思っている。自分が悪い。
では、イギリス出張から始まった今週はどうするのか? もはやスケジュールは立て直せないが、とにかくできる限りをやるべきであることは間違いなく、僕は自分自身を追い込むことにした。
今日は午前中に試乗会で取材をし、その後打ち合わせで比較的大きな仕事が決まって夕方に家についた。帰りのクルマの中から、今日はしっかりと走ろうと考えていた。
家について用意をし、ジョグからスタートして最後はキロ4分半までのビルドアップを行なった。それから流し200m×5本&ジョグで帰宅。久々にきっちりと追い込むことができた。これまでのスケジュールに則っていないので、この程度でも十分以上にキツい。また途中でペースダウンするかもと怯むけど、勇気を持ってチャレンジした。そんなことに勇気が必要なのかと思う人も多いと思うが、僕にとっては小さな勇気を振り絞る必要があるのだ。追い込むには。
こうしてスケジュールは大幅に狂ったけど、できる限りのことはやる。
なぜなら悔いのないようにしておきたい。そして言い訳せずに、できることを着々と進めておきたい。
それに何より、自分の限界に挑戦せずして歓びはうまれない、と思っている。本番の東京マラソンで結果を出し、誰よりも楽しもうと思うならば、今たっぷりと、もがかなければならないことは自分自身が良く分かっている。
本番までの時間は少ない。だが、できる限り追い込んでいきたい。
その先に、無常の歓びが、必ずあることを知っている。